「モンシロチョウ」 生活史 |
「♪♪♪・・・チョウチョ~チョウチョ菜の花に止まれ・・・」・・・国民学校の一年生は、未だ戦勝国の名残が残る千葉県にいました、その頃は10分も歩けば、=田圃=に行くことが出来ましたので、真っ先に目に付いたのが「モンシロチョウ」でした・・・。
歌の通りにヒラヒラ~ヒラヒラ・・・と飛んでは近くにある菜の花に止まってくれました。
この「モンシロチョウ」・・・いざ、幼生期のフル・ステージ写真を撮影しようとすると、なかなか難しくて、何年もかかってしまいました。
「モンシロチョウ」の学名は、=Pieris rapae=ですが、この属名:Pieris というのは、神話辞典によると、ムーサの呼び名・・・Pierides(ピエリデス)は複数形ですが、Pierisは、単数形になるのだといいます。そして、ムーサ達はオリンポス山の北麓=Pieris=でうまれたのが由来であると言います。
=種名(種小名のこと)=については、=rapae=というのは、=蕪(かぶ・かぶら)=のラテン語からきているのだといいます。
アメリカでは、「モンシロチョウ」のことを・・・=European Cabbage White=と言いましたが、このCabbage Whiteのことが、先に述べた=蕪(かぶ)というわけです。勿論、食草から来ているのですが、昔のモンシロチョウの=亜種名=をCrucivoraもラテン語の十字架食物・・・=Crux=(かぶ)などを食べるということですから、発見当時は「モンシロチョウ」の害虫対策にあたまを抱えたことでしょう・・・。