「ダイミョウセセリ」 生活史 |
自宅周辺ならどこにでもいる「ダイミョウセセリ」・・・ところが、=卵=を撮影しようと思うと、これがなかなかむずかしい。
産卵の時に、=尾端=を曲げて葉の表面に産卵した卵の表面に尾端の=毛=を付けると言うが、残念ながらいまだに卵殻を見出したに過ぎない、確かに卵には=毛=がいっぱい付いていました・・・。幼虫や前蛹・蛹の写真は撮影できるのですが惜しい・・・。
2008-6-26 「ダイミョウセセリ」 卵殻 埼玉県:川越市
この「ダイミョウセセリ」、止まる時には翅を開いて静止しますがこれはチャマダラセセリ亜科の習性で他のセセリチョウとは違います。
=ダイミョウセセリ属=の「属名」は、広く知られているように=Daimio=ですが、勿論、日本語の=大名=に由来しています、なんとも立派な名前が付いたものですね・・・この命名には当時のイギリス人から見た=日本=のイメージと=大名=とが結びついたのであろうと思いますが、東洋から遠く離れたイギリス人には、日本人の和服の裃(かみしも)のイメージがあったのかもしれませんね・・・。
尚、種名:tethys と言うのは、ギリシャ神話に出て来るティターン神族の女神のことで、ウーラノスとガイアとの間に出来た娘の事だそうです。