「サトキマダラヒカゲ」 蛹化場所を作った・・・ |
「サトキマダラヒカゲ」の飼育を始めて何年になるだろうか・・・過去の記録を調べてみました・・・最初に「サトキマダラヒカゲ」の=卵=を野外で見つけたのは、2004年でした、しかしその頃は、未だ=笹・竹=の切枝の保存の仕方が分からずに、鉢植えの食樹を作ることに専念していました。
その後、2006年、2007年と連続して飼育に取り組んだのですが、終令幼虫までは育てられるものの、=蛹化=する場所が解らずに無為な時間を費やしていました・・・。
この「サトキマダラヒカゲ」・・・蛹の写真を見ると・・・=尻尾にある懸垂器が立派な形=だったので、てっきり=蛹=は、葉裏にぶら下がる=垂蛹=だと思い込んでいました・・・その為に、保護ネットで網掛けしても、蛹が見つからずに写真が撮影できないで居ました。
このような失敗をくりかえしていましたので、半分諦めていました・・・しかし昨年のことです・・・もう一度、生態図鑑で確認すると・・・「・・・蛹は、地表にある石、または、土の窪み、枯れ葉の間などで=蛹化=する・・・」・・・とあります・・・やっと、失敗の原因がわかりました・・・。
昨日、5令後期の幼虫を選びだして、新たに作った飼育ケースに入れてみました・・・、そうしたら、今朝になって飼育ケースを覗いて見ると、石と石の間に「サトキマダラヒカゲ」 5令幼虫が静止してくれました!
*飼育ケースには、キッチンペーパーを敷いて適度な湿気を与え、その上に=鉢底石(直径7-10ミリ)=を入れて、適当に=こぶし大の石=を入れました。
後は、蛹になってくれることを期待しています・・・。
2010-7-3 新たに作った「サトキマダラヒカゲ」 蛹化場所
飼育も経験と知識の積み重ねが大事なのですね。
今回は蛹まで観察できそうですね。