大型の=カミキリムシ=・・・「ノコギリカミキリ」 |
中学生の頃、・・・今から60年前ですが、その頃神奈川県にある中学校に居ましたが、校庭を抜けるとすぐに自然の多い雑木林がありました・・・その雑木林で最初にこの「ノコギリカミキリ」を見たときには・・・=ゴキブリ=のように艶々した黒光りした色彩が怖くて触ることが出来ませんでした・・・。その頃の印象が強かったためか、今でもこの色彩を見るとドキッとします。
先日、自宅近くの丘陵地の尾根道を歩いていたら・・・前方から黒い=虫=が飛んできました・・・「アレレ!ノコギリカミキリ?・・・」そのまま目で追っていると・・・近くにあった=コナラ=の樹の陰で消えました・・・。
1メートルほどの斜面を登って、裏側に回ってみたら・・・「ノコギリカミキリ」・・・。ジッとしていたので、数枚の写真を撮影させてもらいました・・・。
懐かしい・・・。
幼虫時代は、広葉樹・針葉樹の枯れ木を食べて育ちます・・・日本全国に分布しておりますがchochoensisは、なかなか観察できないで居ました・・・。日本の島嶼部にも居るようで、利尻・奥利尻・佐渡島・伊豆諸島・淡路島・隠岐・対馬・壱岐・平戸島・天草・甑島・沖ノ島・種子島・屋久島・大隈黒島・クルリ諸島などに棲息していると言います。=ノコギリ状=の触角が見事です・・・。
僕もこんな写真を撮影してみたいと思いました。
ノコギリカミキリはニセノコギリカミキリとの区別が難しいですね。この写真のオスは、前胸の光沢があるようですので、多分ノコギリカミキリで間違いないかと思いますが少し自信がありません。後は複眼や後足のけい節などが鑑別点になります。