「イチモンジセセリ」 生活史 |
今週は、はっきりしない空模様になりそうだとテレビで放送していた・・・清々しい秋空を期待していたのですが少し残念です・・・。
先日、「イチモンジセセリ」の卵を撮影した場所で、=若令幼虫=を探したら・・・いました・・・。今日はそうした画像をまとめて、「イチモンジセセリ」幼生期をまとめてみました・・・。
chochoensis が中学生か高校生のころ、東京都世田谷区とか神奈川県などでこの「イチモンジセセリ」の集団移動が観察され、その報告事例が同好会の会報に良く掲載されていました・・・。
この「イチモンジセセリ」・・・中部地方から自宅周辺では1化と2化に続いて3化が発生するのですが、この=3化=に集団移動が多く見られるようになります。
今から4年前の8月・・・「小畔川日記」 ダンダラさんと一緒に埼玉県:飯能市宮沢湖近くに行ったことがあります、このときに、初めて、「イチモンジセセリ」の蛹をみつけました。
この「イチモンジセセリ」は、農業害虫、特にイネ科植物をその幼虫が摂食することから・・・=稲(いね)=の害虫として昔から良く知られていました、そのためにこの「イチモンジセセリ」幼虫のことを、=イネツトムシ=または、=ハマクリムシ=・・・葉を巻く虫・・・などと呼んでいました・・・。
夏休みも終盤に差し掛かるころ、田圃を見回っていると=イネ=の葉を丸めてこの=イネツトムシ=が隠れていますが、蛹になるときに下の画像のように=白っぽい蝋(ろう)物質=で覆われるようにして隠れています。
①卵、2009-9-18 東京都 ②若令(2令)幼虫 2009-9-25 東京都 ③中令幼虫 2005-8-14 川越市 ④終令幼虫 2005-8-14 埼玉県飯能市 ⑤前蛹 2005-8-15 埼玉県飯能市 ⑥蛹 2005-8-15 埼玉県飯能市 ⑦ 「イチモンジセセリ」成虫 2009-8-26 埼玉県鶴ヶ島市
チョウですが、夏場に見つけると少し得をした気持ち
になるヒメオオです。
セセリの幼虫探しをしていた広島の頃、これがすぐに見つかるの面白くなかったのですが、こちらでは迷蝶。見たくてもなかなか難しいです。
ステージ写真もそのころが最適期になります・・・。