「クロコノマチョウ」生活史 |
今から5年前のことです・・・静岡県掛川市に珍しい野鳥を観察に行った時です、無事に撮影を終わってから、「クロコノマチョウ」が観察したくなって、友人と藁科川の流域を訪ねた事があります・・・。川原に生えている=ススキ=の葉裏を見ていくと・・・「クロコノマチョウ」終令幼虫を見つけました・・・。
もう既に9月下旬・・・、晩秋の気配が濃厚になっていたころでしたが、無事に撮影して、その内の3頭を自宅に持ち帰り、蛹にして=羽化=の瞬間を感激して観察したことが昨日の事の様に思い出されます・・・。実は、その同じ年の9月上旬に埼玉県さいたま市の=秋ヶ瀬公園=で翅裏の色彩が赤色の強い秋型の♀を観察したのに驚き、静岡県の「クロコノマチョウ」のことを思い出したのです・・・。
その2004年を契機にして埼玉県内の「クロコノマチョウ」の分布拡散に興味を持ち、アチコチのフィールド探索にはススキの生育する環境を丹念に探すようになっていました・・・。それから5年、chochoensisが良く散歩に行く「北本自然観察公園」でも毎年繁殖が観察されています。 この5年間で「クロコノマチョウ」の幼生期の観察も随分出来たので、この辺で、フルステージをまとめておこうと思います。
2008-9-21 「クロコノマチョウ」 埼玉県:北本自然観察公園
*クロコノマチョウ Melanitis phedima Cramer, 1780
なかなかフルステージの撮影は難しいです。
小生もまだ、20種程度です。
居ない地方へ行くと、何時もそう思ってしまいます。なぜ探さなかったと。