ヒゲが長いゾウムシ・・・「シロヒゲナガゾウムシ」 |
この「シロヒゲナガゾウムシ」を探して、同じフィールドに6回も通ってしまった・・・最初に観察したのは、10日ほど前のことです・・・然し、撮影したのはピンボケ画像・・・諦めきれずに粘ること10日間・・・やっと6回目で再確認できました・・・。
それにしても、目立つのは、この=触角=の長さ・・・全身の長さよりも長い・・・触角が長いので=ヒゲナガゾウムシ科=に属していますが、雌の触角はやや短い・・・従ってこの個体は、雄ということになります。ヒゲナガゾウムシの仲間は、=口吻=が太くなっていて=ゾウムシ=らしくない、パッと見ると横に平たくなっている感じがします、他のゾウムシが細長い=口吻=をしているのにそれらと比較すると怪獣というか哺乳動物のカモノハシに似ているような気がします・・・。
以前に掲載した=エゴヒゲナガゾウムシ=も変わったゾウムシでしたが、この「シロヒゲナガゾウムシ」もかなり奇異な感じのゾウムシだといえるでしょう・・・。
日本と朝鮮半島に居るらしく、そんなに珍しい種類ではなさそうです、周辺の島嶼では佐渡・対馬・三宅島・八丈島などに分布しているようです。大きさは10ミリぐらい、頭部と鞘翅中央と後縁に白い斑紋があるのでこの白さが探すのに役立ちます・・・。
先日撮ったのは、触覚の短いメス・・でした。オスはさらに面白い格好ですね(^^)。。通った甲斐がありましたね。
長い触角と体で卍模様のような形になっていて面白いですね。