「ウコンカギバ」と思われる=カギバガ科=の一種 |
この画像、掲載を躊躇っていた=カギバ科・カギバ亜科=の一種なのですが、「ウコンカギバ」と「ヒメウコンカギバ」というのがあって、詳しくは=交尾器=を調べるのが良いといいます。外見では、前翅の先端部の模様と色彩・そして前翅の後縁部の色彩などがやや薄く感じるので、「ウコンカギバ」と思われる=蛾=なのです・・・。
=ヒメ=の方はどちらかと言うと南方系だそうですが、最近では群馬県辺りでも見られるというので、・・・と思われる・・・という表現にしました・・・。
毎年、ムラサキツバメの観察に訪れる「北本自然観察公園」近くの=マテバシイ=の葉上で見つけたものです・・・今から7年ほど前の画像なので、撮影しなおそうと気にしていたのですが、その後、再会することが出来ないで現在に至っています・・・。
幼虫時代は、クヌギ・コナラ・アラカシ・シイ・・・などを食べて育つようですが、北海道を除く本州以南に棲息しているようです。離島では対馬・屋久島に棲息しているといいます。昔の嫁入り道具の中に=ウコン色=の風呂敷というのがありました・・・色彩は、淡いオレンジ色をした風呂敷で、橙色の淡い色彩とでもいいますか・・・・丁度、この「ウコンカギバ」の翅の色彩がこの風呂敷にそっくりなのです、和名の由来もこの=ウコン色=から付けられたものでしょう、落着いた日本古来の素晴らしい色彩を名前に貰ったものだといえます。相応の年令の方は、和ダンスの中などで和服の=タトウ・・・和紙の和服を包むもの・・・=の上などにこの風呂敷が掛けてあったのを思い出すかもしれません・・・。