シャチホコガ科・・・「クロシタシャチホコ」 |
今日の=生き物=は、暫くの間、いくら調べても種名が確定できなかった=シャチホコガ科=の「クロシタシャチホコ」という=シャチホコガ=の仲間です。
東京都:高尾山で撮影したので、そんなに珍しい=蛾=ではないだろうとしらべたのですが、さっぱりわからなくて、ついに、専門の方に尋ねてみました・・・その結果、「クロシタシャチホコ」ではないか・・・というヒントをえたので、再度、詳細に調べた結果、「クロシタシャチホコ」だということになった蛾です。
図鑑によっては、北海道から九州にかけて分布するという事になっていますが、現在では、北限が新潟県と宮城県辺りというのが定説になっているようです。最初に記載されたのが=函館=産だったので、前述のような図鑑の記載になっているようです・・・。分類の仕分けも幼虫時代の生活史が明らかになって現在の仲間になったものだといいます。その幼虫時代は、ツバキ・ヤブツバキ・ユキツバキを摂食するのだといいます、国外では、中国の中部および中国南部に分布しているといいます。この個体は1化のもの、6月に撮影したものです、2化は8-9月ごろ出現し、その後、産卵して土の中で繭をつくり越冬するのだそうです。
2008-6-17 「クロシタシャチホコ」