夏の想い出・・・「キマダラオオナミシャク」 |
汗でぐっしょり濡れたシャツを気にしながら東京都下にある=御岳山=の山道をあちこち歩き廻っていました・・・その時に探していたのは、シックな装いの=スミナガシ=でしたが、どういうわけか、この日に限ってなかなか姿を探すことが出来ませんでした・・・それまで、良いアングルの写真がなかなか撮影できなくてウロウロしていたのです・・・この日もいることはいたのですが、周りの環境とか背景とかが気に入らずに歩いていたのです・・・。その時にやや小ぶりの=蛾=を見つけて撮影したのですが、スミナガシのことに気をとられてこの=蛾=を撮影した事を忘れていました・・・。
シーズンオフになって、いままでの撮影したファイルを整理していたら、この日のことを鮮明に思い出しました・・・あの日は暑くて苦労したな・・・そんなことを考えながらこの撮影した=蛾を調べてみることにしました・・・。
調べてみたら、極く普通種だということがわかりました・・・日本全国に分布しているようで、北海道から南の南西諸島まで普遍的にいるらしい、海外ではカラフト南東部、ユーラシア大陸の東側の中国東北部などにもいるという・・・なんとも弱々しい=シャクガ=の仲間で、「キマダラオオナミシャク」だと言う事が判りました。
この「キマダラオオナミシャク」の触角は雄も糸状に近いということですが、雄の翅の色彩は濃いことが多く、雌は淡い色をしていると言う事なので、この個体は雌かもしれない。
2008-7-25 「キマダラオオナミシャク」