ユニークな姿!・・・「スミナガシ」幼虫 |
今日の掲載は、姿かたちがとても変わった「スミナガシ」幼虫です・・・。友人達と出掛けた里山で、見つけてもらった「スミナガシ」・・・初令幼虫は観察したことがあるのですが、中令幼虫・終令幼虫の観察は、初めてです。その姿や形は、特異なもので、生態図鑑を眺めてはいつか観察してみたいと思っていました。
中令になると、頭に肉質の=角=が目立つようになってくるのですが、更に大きくなると、東南アジアにいる=水牛=の角のような形になるのです・・・その姿たるや、怪獣のような趣があります。
初めて生態図鑑を見たときから憧れていたので、感激でした・・・。食樹=アワブキ=の葉に付いた茶色の枯れた部分に擬態しているのか、「スミナガシ」の体の茶色い斑点は姿の隠蔽に役立っているようです、探そうとすると周りの葉の模様と区別が付かないのでした。
また、初令幼虫のときから中令幼虫までは、葉の中心の葉脈を残して細かく噛み切った小さな葉をいくつもつけて自分の姿を隠しています、ミスジチョウの仲間などの=糞の塔=のような作りをしているので、はじめの頃は探しやすいのですが、終令幼虫の葉に擬態した色彩にはいささか驚きました・・・自然っておもしろいな・・・。
2008-9-22 「スミナガシ」 中令幼虫 東京都郊外にて
大きなツノが格好良い幼虫で魅力的です。
終齢になると葉の上にいることが多いようで、探しにくくなりますね。
写真でしか見たことがなかった終齢幼の闘牛のような姿!感激でした。いろいろありがとうございました。(^^)