「クロツバメシジミ」の吸蜜 |
一昨日、撮影した「クロツバメシジミ」です。この「クロツバメシジミ」・・・日本には大きく分けて3亜種があり、今回の「クロツバメシジミ」は、一番北の地域に分布しているグループの個体です・・・。虫林さんが見つけてくれたのですが、=ヤマゴボウの花=で吸蜜する「クロツバメシジミ」に強く惹かれて撮影させてもらいました・・・こんなに良いポジションで吸蜜する個体を撮影するのは、初めてのことです。最初、=ヨウシュウヤマゴボウ=かと思っていたら、調べてみたら花穂が直立しており、別種だと気がつきました・・・。
この「クロツバメシジミ」・・・どこの棲息地も狭い範囲で生き抜いており、どちらかと言うとあまり遠くに飛翔しない閉鎖的な種類だと言えます・・・そういうこともあって、河川の改修工事とか過度の採集圧に掛かると、全滅してしまうことも珍しくはない・・・chochoensisがかって知っていた棲息地も河川環境の改修や放置によって絶滅してしまったフィールドも多い・・・。
いつまでも、この小さなシジミチョウが生き延びてくれると嬉しい・・・。
フィールドで探すときには低い位置からの目線で探さないと、なかなか探しにくい、低くチラチラと黒っぽいチョウが居たら「クロツバメシジミ」・・・然し食草のツメレンゲを踏み潰さないように爪先立ちでソロリソロリと近づくとパッと逃げてしまう・・・どうも撮影し難いチョウです・・・。
今回は、そういう点でも花に執着する個体がいて助かりました・・・。
ヤマゴボウの花での吸蜜シーンとても素敵だと思います。
ヨウシュじゃないヤマゴボウもあったのですね。初めて知りました。