人為的な放蝶かな・・・「ホソオチョウ」 |
昨日までの雨が上がって、今朝は太陽が顔を出した・・・自宅近くにあるフィールドで、朝鮮半島から持ち込まれた=外来種=の「ホソオチョウ」が発生したという・・・本来、日本に居ないチョウがフィールドを飛び廻る事は、一見、美しいが、古くから日本にいる在来種のチョウにとっては食草が重複するので好ましくないのだといいます。
自然保護団体が拡散を食い止めようと=駆除=に乗り出したという。
確か、この「ホソオチョウ」が初めて日本で観察されたのは、東京の=百草園=だったと記憶しています・・・随分昔の話ですが、40年ぐらい前ではなかったでしょうか・・・しかし、日本産蝶類標準図鑑では1980年代に進入した・・・とありますが私の記憶違いだったのでしょうか・・・。*他の図鑑では移入されたのは、1978年となっています。その=百草園=で発見されてから神奈川県の上野原町に飛び火して一時、甲府市が天然記念物指定をするという騒ぎになって、更に山梨県笛吹川流域に飛び火して定着してしまったという可愛そうな経過があります・・・、確かに幼虫の食欲が旺盛で、在来種の=ジャコウアゲハ=の幼虫にとっては脅威なのかもしれません・・・。
なにはともあれ、自宅近くに居るというので駆除前に観察してきました・・・然し、駆除は容易ではない気がします、ウマノズクサには幼虫もいましたし、近くにある行政区の違う観察センターに寄ったら、もうその辺りまで拡散している模様です・・・。
*ホソオチョウ Sericinus montela Gray, 1852
2008-8-27
雌も結構いるようですが、飛んでいる姿をほとんど見れずに、雄ばかりでした。
ホソオよりもアカボシを駆除する必要がある気がしますが、こっちはもっと難しいでしょうね。
ウマノスズクサを食する昆虫は他にもいるのかもしれませんので、その点は不明ですが。
皆さんさすがに行動が早いですね (^^ゞ
ところで、駆除に乗り出した自然保護団体の話はどこに行ったら見ることが出来るでしょうか。
教えていただけるとうれしいです(メールでかまいません)
結論は、「共存できる」だったはずです。