ハチに擬態する=ハエ(蝿)=・・・「オオマエグロメバエ」 |
昨日、自宅近くの公園を歩いていたら、どこからともなく=ハチ=が飛んできた・・・「・・・アレレ!ハチでは無い・・・アブかな???後翅が退化していて翅が2枚に見える・・・双翅類のようだ・・・」とりあえず何枚か写真を撮って、自宅に帰り図鑑で調べてみた・・・無い!!!何の仲間だろう・・・もう一度画像をプリントして良く見る・・・=アブ=のようだが・・・???=アブ=でないとすると・・・、同じ=双翅類=の蝿(ハエ)=かもしれないな・・・。更に調べてゆくと・・・どうやら=メバエ=の仲間に似ている・・・オオズグロメバエに近い仲間のようです・・・更に調べると・・・どうやら「オオマエグロメバエ」のようです・・・。
特徴は、腰の部分が括れていて、まるで=ハチ=のようです・・・いわゆる=細腰亜目=のハチに良く似ています・・・。
顔面に特徴的な=黄白色=の斑紋があります。腰の部分には細くなった辺りがオレンジ色になっていてとてもお洒落です、翅は前縁部のほうに行くにしたがってクロっぽいボカシが濃くなるようです・・・「フーン・・・まったくハチにそっくりです・・・」。
色々調べたら・・・「兵庫県立 人と自然の博物館」 自然・環境マネジメント研究部 動物共生研究グループ 主任研究員 大谷 剛 さんの報文があった・・・どうやら、=ハチ=に擬態する輩として有名らしい・・・この=腰のくびれ=・・・これが前述の細腰亜目のハチにソックリなのでchochoensis が騙されてしまったようです。大谷さんの報文を読むと、このような腰が括れた様子を=くびれ紋=というらしい・・・。
以前に掲載した「アメリカミズアブ」の腰の中央にある半透明の=窓=もこの=腰の括れ=に擬態しているのかもしれないと書かれてある・・・なるほど、アブ・ハエの仲間にも=ハチ=に擬態して=捕食者から逃れる知恵=を神様が与えたのかもしれない・・・。自然って面白いな!
2008-6-2 ハチに擬態したハエ「オオマエグロメバエ」
結局は、ハエのなかまですか。
自然界には色々な生き物がいますね。
だから自然が大好きになれるのですね。ありがとう。