小さな虫・・・「ムネアカアワフキ」 |
昨日、いつも行く「北本自然観察公園」を歩いていたら・・・観察舎の前で=ヒメジオン=の茎にしがみ付いている小さな虫を見つけました・・・。
体長僅か3-4ミリの虫でしたが背中に=赤い=ものが見えたので、何かな?と思って近づいて観察すると、どうやら=昆虫=のようです。数枚写真を撮って学芸員に尋ねると、すぐに名前が判明しました・・・「ムネアカアワフキ」・・・アワフキムシの1種でした、背中が赤いと思ったのは、背中にある=小楯板=と呼ばれる部位が赤かったので探せたのでした。
資料室の図書で調べてみると、この「ムネアカアワフキ」・・・♂と♀で随分感じが違います・・・。全体は黒いのですが、=小楯板=だけが赤いのが「♂」・・・更に=前胸背=も赤くなるのが「♀」・・・随分色彩が違います。
下の画像は、=小楯板=だけが赤いので「ムネアカアワフキ」=♂=という事になります。
全国的に観察できるようで、4月下旬頃から6月頃まで見られるらしい・・・。
小さいくせに紅を刺しているなんてとてもお洒落です・・・自然の造形美に驚きました。
野道を歩いていると、草木に=泡=が付いているのを良く見かけますが、この中に=アワフキムシ=の幼虫が隠れて草木の汁を吸っているのです。この=アワフキムシ=の仲間だったのですね・・・。でも、体が小さいので、赤い斑点がなければ気がつかなかったかもしれません。