幼生期のフルステージ写真完成・・・「ゴマダラチョウ」卵 |
エノキを食樹とする蝶は、「オオムラサキ」・「ゴマダラチョウ」・「テングチョウ」・新入りの「アカボシゴマダラ」と4種類が知られていますが、それぞれの=幼生期=の写真で唯一撮影できなかったステージ写真がありました・・・それが、「ゴマダラチョウ」の卵でした・・・。
他の蝶・・・オオムラサキやテングチョウ、アカボシゴマダラは、=卵・幼虫・蛹・羽化写真・・・=など全て揃っているのに、「ゴマダラチョウ」だけは気がつくと既に孵化した後という残念な結果に半ば諦めていました・・・。
昨日、「北本自然観察公園」に出掛けたら・・・責任者の高野 学芸員から「ゴマダラチョウ」が卵を産卵していた・・・という情報を貰って、なんという幸運!嬉しくてすぐにその場所に案内してもらいました・・・。エノキの葉裏に僅か2卵ですが産卵してありました・・・。
慎重にデジカメで写真を撮りました・・・それが下の画像です。オオムラサキの卵と形はそっくりです・・・。鮮やかなグリーンの卵は宝石のように輝いていました。
何年振りでしょう・・・やっと「ゴマダラチョウ」のフルステージ写真が完成しました、しかも全て=野外での観察による撮影です・・・とても嬉しく、学芸員の親切に感謝しました。
今まで、随分と粘って卵卵卵・・・・と探し続けた努力がついに報われたのです・・・今度はどの=蝶=の幼生期観察を完成させようかな・・・夢を追い続けています。
2008-5-24 ついに撮影した「ゴマダラチョウ」 卵
埼玉県:北本自然観察公園にて
*画像をクリックすると大きな画像になります。
僕はmtanaさんに教えていただいて撮影していますが、日にちが経過して黒っぽくなっています。
なかなか産卵シーンにはお目にかかれませんが、日頃から北本に通われて学芸員の方とも親しくおつき合いされていたおかげですね。
野外でのフルステージはどんな種でも難しいと思います。