「ハチジョウツグミ」 |
久しぶりに=ツグミ=の亜種、「ハチジョウツグミ」を観察してきました・・・しばらく前から「北本自然観察公園」に居るのですが、未だ帰らずに居ました。
この「ハチジョウツグミ」の事は、2006-4-18に、この「蝶・チョウ・ゆっくり歩き」のブログで取り上げた事があります・・・そのときには「ツグミ」との比較を含めて掲載し、面白い=ツグミ猟=の事を書きました・・・。
今日は、「ハチジョウツグミ」の昔の記載例などを取り上げて見たいと思います。
「ツグミ」の名前は、古くは西暦700年代の奈良時代頃から知られていたようなのですが、今日の「ハチジョウツグミ」については、どうやら時代が下がって、江戸時代中期ごろから「はちじょうつぐみ」という名前が出ているようです・・・江戸時代中期の=堀田 正敦=が著した「観文禽譜」とか=比野 勘六=の「養禽物語」などが最初のようです・・・。その頃から「はちじょうつぐみ」・「琉球(りゅうきゅう)つぐみ」などと呼ばれ、別名には「かはらつぐみ」・「ゆわつぐ」そして、腹の色彩がやや赤いことからか、「ちゃつぐ」・「あかつぐみ」・「かきつぐみ」などとも呼んでいたようです。=はちじょう=という名前に付いては、=八丈島=の事らしいのですが、特に八丈島だけに棲息しているわけではなく、その名づけた理由は良く判っていないようです・・・しかし当時の八丈島は江戸からも遠く、はるか彼方からやってくる・・・という意味も含めて「琉球つぐみ」とか「八丈つぐみ」と呼んだのかもしれませんね・・・。江戸時代後期の=佐藤 成裕=の「飼籠鳥」という書物には、「八丈鶫(つぐみ)」という呼称が見られます・・・。
此方にはただの鶫が来ていますが、赤いつぐみは見たことがありません。
つい見過ごしてしまいそうです。
秋ヶ瀬に来ていたときも、あれがそうだと教わらなければ、気づかなかったと思います。
「アカツグミ」「カキツグミ」がとても似合っていますね(^^)