「サケ(鮭)」の遡上を観察した! |
埼玉県で川を遡るシロザケ=鮭=が観察できた
一昨日の事です、家内とテレビの=どうぶつ奇想天外=という番組を見ていたら、埼玉県で「サケ(鮭)」の遡上が観察できると放送していた・・・家内がとても興味を持って、是非行ってみたいという、気の変わらぬうちに出かけようと昨日、朝食後家を出発した・・・。地図で調べると、埼玉県行田市の=利根川大堰=と言う場所らしい・・・。あらかじめ調べた道順で1時間弱で到着した。
利根川の水利計画の改善を昭和38年から手がけて、=堰=を作り、その時に堰の脇に魚が上流に行けるように=魚道=を作ったと言います。その=魚道=の側面に地下室を作り、ガラス張りの観察室が作ってありました・・・。
地下に降りると、階段状のガラス張りの観察窓が作ってあり、そこから=魚道=を遡る「鮭(サケ)」が観察できるようになっていました。遡上をするときに大きくジャンプするので、迫力満点でした。サケの遡上なんて北海道のような寒冷地に行かないと観察できないと思っていましたからいささか興奮しました。
2007-12-3 飛び上がろうとする「シロザケ」
*サケ Oncorhynchus keta Walbaum
ここの=利根大堰=のサケは、南限の為に産卵期が遅く、12月中旬から1月ごろになるようです、そのために、今頃が=遡上の最盛期=となるのだそうです。海に出た=サケの稚魚=は7-8センチになり、それまでの=水生昆虫=などの食餌から次第に小魚などを食べて大きくなり、ユーラシア大陸の東部、千島列島、からベーリング海、オホーツク海、などを経て遠くはアラスカ沿岸部沖まで回遊するのだそうです、秋には北緯40度付近まで南下し、翌年水温の上昇とともに北に向かい、4年後成魚になって故郷の川に戻るのだと言います。
このような壮大な旅をする「サケ」が目の前で観察できる・・・素晴らしい体験をしました。
もうずっと昔、多摩川に鮭の稚魚を放流したことがありますが、鮭が遡上するなんて言うのは北海道だけかと思っていました。
良い情報をありがとうございます。