「アメリカセンダングサ」・「コセンダングサ」 |
ズボンの裾にくっついてくる草の実・・・「ひっつき虫」
秋になってくると、野山の草花も=実=をつけるようになりますが、子供の頃、そうした=実=を胸にくっつけて「勲章だ!・・・」などと良く遊んだものです・・・。
「オオオナモミ」の実には先端がかぎ状に曲がっていて毛糸のセーターには良くくっつきましたし、ズボンには、小さな豆のような形をした「アレチヌスビトハギ」の実や、ベトベトした「チジミザサ」の実が付いてきたり・・・そのほかにも「ヤブジラミ」とか「キンミズヒキ」の実などもくっつくので面白かった記憶があります・・・このような草の実を総称して「ひっつきむし」などといって遊びに使っていました・・・。
今日はその中から、アメリカからやってきた「アメリカセンダングサ」と「コセンダングサ」を掲載したいと思います。
まず、chochoensisが簡単に纏めたイラストを見てください。
「アメリカセンダングサ」には似ている「タウコギ」という種類があります、今回は「タウコギ」の写真が撮れなかったのでイラストにしました。
両種の=痩果(そうか)=・・・つまり、種子の事ですが、その痩果の=毛=に違いがあります。イラストで確認してください・・・4-5倍のルーペで確認できます。
2007-10-25 「アメリカセンダングサ」 実 埼玉県:北本市
今回、写真が撮れなかった種類に「センダングサ」というのがありますが、この実も痩せています。しかし、花は黄色い=舌状花=になっていることで識別できるようです。
2007-10-15 「コセンダングサ」 実 埼玉県:坂戸市
野山を歩いたらこうした自然を見つめて歩くようにしましょう・・・。
2007-10-6 コセンダングサに引掛かった「ベニスジヒメシャク」
撮影地:埼玉県:坂戸市
植物の本意でもないのに、ナツアカネが引っかかってしまって、こんな場面は良く見ていかないと気付かないですね。
こういうときには、無理をせずにゆっくり溜まった写真でも整理してください・・・。お大事に・・・。