久しぶりに観察できた「クロツバメシジミ」 |
先日のことです、普段から色々とご指導戴いている「蝶の玉手箱」のcactussさんからご連絡を戴き、「クロツバメシジミ」の撮影に同行させていただきました。この「クロツバメシジミ」は、私のブログには未だ未掲載だったので、朝早く起きて関越自動車道に飛び乗って気分ルンルンで出かけました・・・。
「クロツバメシジミ」は、ただ1度だけ「撮影日記」のダンダラさんに連れて行ってもらったことがあるのですが、それ以来で、とても気分が高揚していました・・・。
中学生の頃「クロツバメシジミ」は、私にとってその存在さえも知らないという珍しい蝶だったので、もともと憧れの強いシジミチョウでした・・・。長じて、その分布が非常に局地的で、多肉植物のような=ベンケイソウ科=の葉を食べることを知り、ますます興味が沸いて、大型園芸店から食草の「ツメレンゲ」などを購入して綺麗な花を眺めて念願の「クロツバメシジミ」に出会う日を楽しみにしたものです・・・。
日本で観察できる繁殖地の中でも北限に近いこのフィールドに立った時、いままでの想い出が走馬灯のように浮かんで一瞬、立ちすくんでしまいました・・・感激です・・・。
柔らかな陽光が=ツメレンゲ=の肉厚の葉に差し込んでくると、崖の上のほうから地表を這うようにチラチラと下ってくる「クロツバメシジミ」がいました・・・待っているとすぐ近くに止まりました・・・cactussさんが、撮影場所を譲ってくれました・・・優しい配慮に感謝しながら慎重にシャッターを押しました・・・とても嬉しかったです、ありがとうございました。
2007-10-21 久しぶりに出会った「クロツバメシジミ」 群馬県
*クロツバメシジミ Tongeia fischeri Eversmann,1843
過度の採集圧などがあると、棲息範囲が狭いだけにすぐにいなくなってしまうので、いつまでも大切にしたいチョウです・・・。
「クロツバメシジミ属=Tongeia=」というのは、故 白水 隆 九州大学理学博士 の解説によりますと、属名を命名した Tutt 氏の友人で Tonge 氏に因んで付けられたものだといいます。また、種名: fischeri というのも人名だそうで、昆虫学者 Fischer 氏だというのですが、このFischer 氏というのは複数名いるので、正確なことは解っていないといいます。
無事に撮影できて良かったですね。
僕も来年機会があれば見に行きたいと思っています。
撮影された後で画像を見せてもらって、鮮明に撮れているので、びっくりしました。コンデジの近接撮影もなかなかいいですね。
当日はいろいろと心遣いをありがとうございました。
地味な蝶ですがいろいろと味わいがありますね。
数が少なく生息場所も限られているのが魅力あるのです
でも、北限クロツこちらとはまた違うのでしょうか
何でも亜種が日本に3つ居るとか知りました