やっと撮影した「クロイトトンボ」 |
たくさん居るはずなのに、なかなか観察できなかった「クロイトトンボ」、先日やっと撮影できたのですが、似た種類が多くて、=頭部=の写真と=尾端=の写真を撮影して初めて「クロイトトンボ」だと分かった・・・。しかし現地では小さいし、やや薄暗い場所を飛ぶので、すぐに見失ってしまう・・老眼の私には、草間のなかをヒョンヒョンと飛ぶ姿は、目で追いかけるのがやっとです。その内に、すぐ足元に止まってくれた・・・姿勢を低くして気配を消すと静かに撮影させてくれた・・・。セスジイトトンボやオオイトトンボとも見分けが難しく、尻尾の先端を見ないと安心できない。
日本は、トンボの多いところで、豊かな実りの国=豊葦原瑞穂(とよあしはらみずほ)の国、またの名を=秋津州(あきつしま)=とよばれたように=秋津・・・トンボの古名=が物語るように、色んな文献でトンボが出てきます、=日本書紀=にも雄略天皇が吉野に行幸したときに=アブ=が腕を刺したのを=トンボ=が咥え去った・・・などと言うくだりがあります。
世界中には5,000種ぐらいのトンボが居るそうですが、日本には約200種がいると言います。土地面積の割には種類数が多いですね・・・。
ある説では、=トンボ=のことは、=飛ぶ棒=から=飛ん棒=になったという説があるみたいで、真贋の程は別として面白い・・・。
下の画像は、「クロイトトンボ」の成熟個体で胸に白い粉が出ています、そして、尾端の付属器は、=ハの字状に両側に広がる=様になっています。
2007-6-26 「クロイトトンボ」 雄の成熟個体 埼玉県
*クロイトトンボ Cercion calamorum calamorum Ris, 1916
日本にも200種もいるんですか?。
尾端の部分などは、顕微鏡的な画像ですね。
恐れ入りました。