翅を開くと綺麗だな・・・「ミドリシジミ」 |
昨日、さいたま市の公園に出掛けた・・・早朝だったので、下草から葉の上に出て来る個体が居て、その内に=翅を開いてくれた個体=が見られるようになった。
しかしこの「ミドリシジミ」の金属光沢の輝きは、見る角度や方向でかなり違った輝きを見せてくれるので、面白かった・・・。正面からやや低い位置から観察すると、翅の輝きは、=青=に近い金属光沢になり真上の方から見ると角度の違いで後翅の金属光沢が消えてしまう・・・。どうやら一番綺麗なのは、斜め前方から見下ろす角度だと=黄緑=に近い金属光沢になるようです。このチョウの=開翅=の持つ意味は、私が昔に読んだ「チョウのはなし」 I・II 博報堂出版に出てきますが、その中に=浜 栄一さん=の報文があり、「・・・チョウは変温動物ですから飛ぶためには体温を上げる必要があります・・・そして、熱吸収の効率を上げるために翅を閉じて太陽光を受ける種と翅を拡げる種があります・・・(略)・・・これらは=吸収式タイプ=で、この他に=反射式日光浴タイプ=があります・・・(略)・・・」そして、アメリカのブラウン大学のキングソルバー助教授の報告では、チョウの熱吸収は、翅を開いた基部に当たった太陽光線が有効に働く・・・と言うのです。この意見を参考に「ミドリシジミ」の=開翅=を見てみると、=吸収式=もありますが、その多くは、V字型に開いているのが解ります。つまり=太陽光の熱吸収=を多く受けるために、V字型に開いた翅は、=反射式日光浴タイプ=が多いのではないかと思うのです。太陽が当たった翅から反射した光が胴体に向かって熱を集めて体温を上げているのではないでしょうか・・・。あくまでも推論ですが・・・。
角度によって色が変るのもよく分かる画像で素晴らしいです。
それよりも、幹の蛹はよく見つけましたね。
これ撮影させてもらいたいですが、羽化する前に行けるかが問題です。(^^;
この余裕というのは本当に大切だと思います。シーズン始めはいくつになっても・・・・・ドキドキで画面ギレばかり撮影してしまいます。
本日は、友人が近くにいる千葉県のO公園行ってきました。
ここも先週後半から出だしたばかりのようで、下草で開翅している
雄が多かったです。
帰り、さいたまの公園に寄ったのですが、網屋さんが30頭以上
持って行ったとカメラマンが怒ってました。
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これは十分あるだろうと思っていても証拠がなかなかありませんでした。
根際に降りて蛹化すると言われていますが、必ずしもそうではないと思っていました。
私も各ゼフの蛹化場所を探ってみます。
一つ知見が増えました。
残念ながら、到着したら雨になったので道と時間を計った感じです。
千葉のミドリシジミ、アップしました。(こちらには、かないませんが)
お友達と遠慮しあって、二人とも当日載せませんでした。
(^_^;)
蛹は木の下の枯葉に付いているものと思っていましたが、木のヒダでも蛹になるんですね。勉強になりました。これからは木のヒダも探すようにしたいと思います。
ミドリシジミ、これは綺麗ですね。素晴らしいです。私もこんな画像が撮りたいものです。角度によって色合いが違うのが良くわかります。しかも、蛹まで。いやいや、これはエエもん見せて頂きましたぁ!
光線のあたる角度などによってそのグリーンも七変化しますが、最も美しく輝いたところを捉えている思います。素晴らしいです。