「アカモズ」 |
この「アカモズ」も夏鳥です・・・。英名:Brown Shrike と言うように、頭頂から背中・腰・尾にかけて赤茶色味があり、額から眉斑にかけて白くなっているのが特徴です・・・しかし、北陸で、ただ一度、遠くにいるのを観察しただけなので、ピンボケの画像しか持っていません・・・。
この時にも、野鳥観察の先輩と一緒だったので居ることが判りましたが、もし、ひとりで探鳥していたら、たぶん、見過ごしてしまっていたと思います・・・それほど解りにくかったです。
それでも、上の識別点は、解ると思います。雄雌共にほぼ同じなので、この個体がどちらかはこの画像で判断できませんが、観察できただけでも幸せだと思っています・・・。
野鳥にも色んな想い出がありますが、フィールドスコープとデジカメという撮影の仕方を教わったばかりで、試行錯誤の時代だったので、今となっては=ほろ苦い想い出=になってしまいました・・・今だったらもう少し、ましな画像になっていたと思います・・・。
昔の文献も当たってみました・・・どうやら、江戸時代中期頃から知られていたようで、中期の図譜、「百千鳥」には、=赤鶪(あかもず)=という漢名で記されています。また、江戸時代後期には、「重訂本草綱目啓蒙」に「あかもず」、そして、「水谷禽譜」にも「あかもず」という名があるといいます。
もう一つ、江戸時代後期の図譜、衆芳軒旧蔵の「禽譜」には、「べにもず」と言う名前があるそうですが、これは、多分、背中の赤茶色にちなんだ異名ではないでしょうか・・・。
アカモズは玄人好みの綺麗な鳥ですね。
オスは背中が明るい茶色ですので、写真の鳥はメスのような気がします(光線のためかな)。アカモズの見れる季節に早くなりたいです。