スギタニルリシジミの食樹・・・「トチ」 |
今日は、春の可愛らしい小さなチョウ、「スギタニルリシジミ」の幼虫が好んで食べる「トチ」=橡=です・・・。
いつだったか、埼玉県のスギタニルリシジミを探して、食樹「トチ」の生えている場所を調べて歩いた事があります・・・「トチの実」は、縄文時代から、貴重な食料源とされてきただけに、それこそ、アチコチで見つかりました・・・次の年、その生育場所を訪ねてスギタニルリシジミを探し回りました。
自宅からは、高麗川を抜けて、国道299号線で秩父方面に行く事が出来ます。
その街道沿いにもたくさんの「トチ」を見つける事が出来ました・・・さらに奥秩父方面に行くと埼玉県西部の山々に行き当たりますが、そのへんにもたくさんの「トチ」がありました。
ある日の事です、「トチ」を探して三峰山の頂上付近に出ました・・・見回すと、「トチ」の高木がアチコチ見られます・・・時期も丁度スギタニルリシジミの発生後期に当たっていました・・・。
上を見上げて見ると、「トチ」の樹冠にチラチラ飛ぶシジミチョウがいます・・・「トチ」の木の下から見上げていると、かなり飛んでいます。
2003-5-9 「トチ」の葉と「トチ」の幼木 埼玉県:三峰山
「トチ」=栃・橡=の名前の付いた場所は、日本全国に多いですが、昔から「トチ」が一杯生えていたのでしょう
ちょうどヒメギフやオレンジチップの発生地の近くなので立ち寄ると、雄がよく吸水していました。
トチノキってずいぶん大きくなるものですね。
小生は兵庫・但馬にギフ・スギタニ撮影遠征したときは必ず、名産の栃餅を土産にします。「えぐい」餅の味は独特で病みつきになります。
fanseabさん、今年は、スギタニ♀を狙ってみてください!期待しています・・・。
今年は運良く雌の写真も撮影したのですがスギタニ記事が続いたので、その写真は未掲載でした。近いうちに未掲載シリーズとして紹介したと思います。