「ハマキガ」の一種・・・「オオアトキハマキ」? |
この「ハマキガ」sp. を観察したのは、埼玉県狭山市で2006年5月30日に撮影したものですが、しばらく保留していました・・・その理由が、「オオアトキハマキ」=旧名:オオアトハマキ、なのか、それとも「アトハマキ」=旧名:ウスモンアトハマキ、なのか判断が付かなかったからです。前翅の色彩が濃い事や前翅の前縁中央部の斑紋を見ると、「オオアトキハマキ」の雌のように思われるのですが、正確に判断することが出来ずに掲載を見送っていました・・・。多分、「オオアトキハマキ」と思うので、調べてみますと、どちらかと言うと寒冷地に多いと言う事や関東地方では山地に行かないと観察できないと言う事がわかり、判断できなくなっていました、実際に観察したのは、関東地方の低地だったので、かなり迷ってしまいました・・・。
「オオアトキハマキ」は、かなり広食性があって、バラ科リンゴ、梨、ブナ科コナラ、ツバキ科チャ、キク科ヨモギ、フキ、イラクサ科イラクサ、ドクダミ科ドクダミ、マツ科モミ、シソ科ヒメオドリコソウ、ユキノシタ科トリアシショウマ、グミ科アキグミ、などを食べるといいます。日本全土と海外では、千島列島、アムール、ウスリーなどの寒冷地、朝鮮半島、中国にも分布していると言います。とりあえず、「ハマキガ」の一種と言う事で掲載する事にしました。