「カリガネ」 |
この珍しいカモのなかま「カリガネ」を観察するために伊豆沼を訪れたのは、2000年11月の事でした、朝早く自宅を出発して現地到着が遅れてしまいましたが、それでもマガンの群れからなかなか探し出せなかった記憶があります・・・その内に経験豊富な先輩が見つけてくれてフィールドスコープでジックリ観察できました・・・その翌年、もう一度「カリガネ」を観察するために宮城県伊豆沼に出掛けました・・・。
フィールドをアチコチ探し回ってやっと出会えたのですが、やはり距離があってピンボケの画像しか撮れませんでした、それでも特徴のある「カリガネ」の黄色いアイリングが判るようにトリミングしてみました。それが下の画像です・・・。
2001-12-1 珍しい「カリガネ」 宮城県:伊豆沼
その昔、かなりの数が飛来していた時期もあったようで、「マガン」と区別しないで、古名を「かり」・「かりがね」と呼んでいたのだそうです。
しかし、江戸時代前期に「カリガネ」と「マガン」を区別するようになって、「カリガネ」を「かり」とか「かりがね」・「こかり」・「ひめがん」などと呼称するようになったのだと言います。江戸時代前期の「大和本草」には、「カリガネ」の特徴を次のように述べています・・・。