「ホシハジロ」 |
私がバードウオッチングを始めてから1ヶ月経ったころ、東京都台東区にある「不忍池」には、たくさんの冬鳥がやってくると言う事を聞いて、出掛けてみました・・・。1999年3月上旬でしたが、未だ北国に戻らずにたくさんの「カモ」が居ました。その中に、自宅付近では見た事の無い「ホシハジロ」というカモがいたのです・・・新鮮な驚きでした・・・。自宅周辺には、オナガガモ、コガモ、カルガモ、マガモ、ハシビロガモの5種類しか居ませんでしたから新たな興奮があったのです。
今でも、「不忍池」は、私の大好きな観察地となっています・・・。この「ホシハジロ」は、ユーラシア大陸の北緯60度以南のバイカル湖付近から西に広がる地域で繁殖していて、日本では北海道などで一部が夏を越しますが主に冬になると北の国からやってきます。雄は下の画像のようにコントラストの美しい羽色をしているので、私は好きです。「あかがしら」と言う呼び名は、ヒドリガモや今日のホシハジロに共通する異名ですが、私は、「ホシハジロ」に軍配を上げたくなります・・・。また江戸時代後期の図譜「栗氏禽譜」には、「あかくび」などという名ででています。江戸時代後期に使われた「柿羽白=かきはじろ」も同じ発想でしょうね・・・。
面白いのは、「だいみょうがも」です・・・しかし、調べてみると「大名」ではなく「太明鳧=だいみゃうがも」の事でした・・・江戸時代中期の「和漢三才図会」にその説明と図があるといいます。そんな昔から、冬になると渡ってきていたのですね。
まだまだ観察会くらいは参加できるので、来月もどこかで行こうと思います。アノ後、子どもたちと飛行機つくって遊びました。
羽面白いですね。私も今度拾ってみます。
ホシハジロ鮮やかですね~ ダイミョウっていうのは確かにそんな風格あるかも。ダイミョウガモって呼びたくなりました。