「トンボエダシャク」 |
この「トンボエダシャク」には、苦い経験があります。シャクガのなかまは、枝の上で頭と尻尾を枝につけたまま、背中を弓なりにしながら、丁度、尺取りをするような面白い動きをしながら前に進んでいったり、枯れ枝にそっくりの姿を真似してみたりと、その行動には目をみはらせるものがあります。昨年の事でした、カノコガと言う仲間の「キハダカノコ」と思った蛾が、実は「トンボエダシャク」だったという間違いをしてしまったのです・・・幸いな事に、蛾の専門家から、その間違いを教えていただき、直ぐに、その写真を削除しましたのが、この「トンボエダシャク」なのです。
ブログという公の記事にする事の重要性をそのときに痛いほど味わってしまったのでした。その時以来、気をつけるようにしていたのですが、その後も、「ハチ」の仲間でも似たような種類の同定でまちがったこともあり、自然と向き合う難しさを思い知らされました。不明昆虫に付いては、専門家に尋ねるようにしていますが、まだまだ修行が足りないようで反省の日々を過ごしています。これからも間違いに気づきましたら是非、ご指導をお願いいたしたいと思っています。私の家の近くでは、梅雨時の6月中旬ごろに交尾個体が多くみれれるようになりますが、細身の胴体の黄色と黒の縞模様はなかなかお洒落だと思います。幼虫時代にはツルウメモドキなどを食べて育ち、昼間でもヒラヒラ飛んでいるので目にした方も多いのではないでしょうか・・・。大きさは3センチ弱なのですが目立つので観察しやすいです。