「アカアシメクラガメ」は、幾何学模様をもっている |
カメムシの仲間は、世界中に約55,000種もの種類がいると言います・・・これは、膨大な数で、甲虫類、鱗翅類(蝶・蛾)、膜翅類(ハチなど)、双翅類(アブ・蝿など)に次いで大きな仲間なのだそうです。大きい分類の中では、「セミ」や「ヨコバイ・ウンカ」などと一緒の仲間で、普通「半翅目」に分類されています。・・・前翅の構造が基部が革質、先端部が膜質になっている。・・・
このような仲間の中で、今日の「アカアシメクラガメ」は、メクラカメムシ科の仲間ですが、画像を見て判るとおり、翅の基部から先端まで翅が透き通ってまるで透明人間のような感じの「カメムシ」です。模様がユニークで、赤と黒の幾何学模様になっている美しい種類です。
大きさも立派で、約8ミリぐらいあります。渓流沿いの林縁に咲いているヒヨドリバナに来ているところを見つけたのですが、普段は、やや暗いと言うか直接光の当たらない草むらに居ることが多いのですが、観察した時には、目立つところに生えていた白い「ヒヨドリバナ」に居たので驚きました。イラクサやウツギ、アザミ、オオバコの花等に止まっていることが多いようですが、ヒヨドリバナが夕方で薄暗くなっており、その環境が太陽の翳った山側だったので来ていたのかも知れません・・・。
触角も長くて中間に「白い」斑点があったのもアクセントになっていましたし、なんといっても名前の由来になった=脚の赤褐色=に見とれてしまいました。
2006-8-5
綺麗なカメムシですね。
カメムシに臭いをつけられると厄介なので近づかないようにしていたのですが、chochoensisさんのブログを拝見している内にファンになってしまいました。
カメムシは僕には難しくて同定は出来ないのですが、先日、うちの娘が「綺麗な虫捕まえた」と言って、カメムシの仲間を手に持ってきて時は笑っちゃいました。