「アカハナカミキリ」は、綺麗だった |
先日、自宅からそう遠くない嵐山町を訪れた時に、散歩道の直ぐ脇に「赤い虫」がいるのに気がついた・・・。近寄ってみると、「カミキリムシ」だった。カミキリムシのなかまも種類が多く、同好の仲間もチョウに次いで多いのではないだろうか・・・。
「カミキリムシ」を漢字で「天牛」と書いたりしますが、これは、長い触角を振りかざして堂々たる風格をしているので、=長い触角を牛の角(つの)=に見立てたものらしい。
そういわれて、もう一度この「アカハナカミキリ」を眺めてみると、なんとなく「赤牛」に見えてくるから不思議です・・・。
また、カミキリムシの「口」は、鋭い「大顎(おおあご)」を持っていて、噛みつかれると相当痛そうな感じがします。
昔々の髪結いさん=今の床屋さん=が元結(もとゆい)のところから髪の毛をバッサリ切り落とすような感じで、この「カミキリムシ」が魔法の力を=「魔力」=持っていたという言い伝えから、漢字で「髪切虫(かみきりむし)」の名前が付いたと言います・・・。しかし、他方では「紙切虫(かみきりむし)」と書いたりしますから、どの説が正しいか良く判りません。
いずれの幼虫も樹の材部を食い荒らすので困り者のそしりは免れません。