「シモフリコメツキ」には点斑があって・・・霜降り・・・ |
5月下旬のことです、いつも行く狭山市の公園の木道を歩いて突き当たりの茂みまで行ってみました・・・そこに、「コメツキムシ」の仲間で全体が「白い霜が掛かったような虫」を見つけた。
これが、今日紹介する「シモフリコメツキ」です。珍しくは無いですが、観察しようと目線を草の高さにしていないと発見できません・・・。体つきは、他のコメツキムシと同じようにタマムシに似ていますが、裏返すと「ピン!」と跳ね上がって体操選手のように元の体勢に戻ると言う芸術点満点の特技を見せてくれます。
漢字で書くと=「米搗虫(こめつきむし)」裏返すと、前胸部を盛んに曲げてその反動で元の姿勢に戻るので、その姿を「米搗き」に見立てたものでしょう・・・頭の部分を地面に叩きつける様子が面白く、そのために「叩頭虫」とも書かれたりしているようです・・・。
地方によっては、「こめうちむし=米打ち虫」とか「ぬかつきむし=糠搗く虫の意味=」とか色々在るようですが、調べたら面白いかもしれません。
「コメツキムシ」は種類が多く、1ミリぐらいから世界には80ミリのも居るそうですから世界は広いですね・・・この「シモフリコメツキ」は大きさが18ミリぐらいですが、野外で見ると結構大きく感じられます。
2006-5-21 「シモフリコメツキ」
*シモフリコメツキ