「アオサギ」は、一番大きい鷺 |
バードウオッチングを始めた頃、千葉県の「谷津干潟」の野鳥観察舎に良く出かけた。水鳥のことを殆ど知らなかったので、教えてくれる野鳥観察のボランティアの方に随分教わった。その時に、「サギ」の仲間では、一番大きいのがこの「アオサギ」だと教えてもらった。見ればなるほど大きい・・・観察しながら写真に撮ったのがこの一枚、懐かしいです・・・。
「アオサギ」の古名を「みとさぎ」といい、奈良時代の「常陸国風土記」に「みとさぎ」の言葉が出てくるそうです。また、平安時代には、「・・・蒼鷺は、美止佐木(みとさぎ)のこと・・・」などとでているので、当時は、「あおさぎ」「みとさぎ」の両方が使われていたらしい。また、鎌倉時代にも「あおさぎ」「みとさぎ」が使われ、「みとさぎ」の方は、主に「和歌」に使われていたといいます。詩歌の世界では、「みとさぎ」が優位だったのですね・・・。
「みとさぎ」の語源には数説あって、「新井白石」は、その語源を「水門さぎ」とし、「大石千引」は「緑鷺」だとしています、どちらがどうかはわかりませんが、いずれにも語呂があっているようで面白い・・・。