「センダイムシクイ」は、頭上の黄白線が目印 |
今日は、朝から綺麗に晴れ渡って素敵な陽気になりそうだ、しかし、今日は病院に行く日なので、フィールドに出かけられない。先日から、さいたま市の公園に「夏鳥」がかなり渡って来ているそうなので今日は、その中にの一種、ウグイスの仲間の「センダイムシクイ」を紹介しましょう。「ムシクイ」の仲間の見分けは、とても難しく、姿の特徴だけではなく、「鳴き声」も重要なんだ、と野鳥観察の先輩から教わった・・・。
なぜ、こんな名前が付いたのだろうか・・・ある意見では、「チョチョピー・・・」と鳴く声を「鶴千代君」と聞きなして、それを歌舞伎の「仙台萩」から「センダイ」としたのではないかとも言います。別の意見では、「君が代」の歌詞、「千代に八千代に・・・」の「千代」から鳴き声「チョチョピー」の「チョ=千代」とあらわして音読みにして「センダイ」・・・色々な意見があるけれども、どれが正解かは解らない・・・。お酒の好きな方は、鳴き声の聞きなしの中で「焼酎一杯ぐいー・・・」というのがあって、これは野鳥仲間の先輩が一番最初に教えてくれた、どうやら有名な話らしい・・・。江戸時代中期から、「せんだいむしくひ」と言われており、「喚子鳥」という書物の中にその説明が書かれている・・・曰く「・・・黄色の眉きつぱりとあり、かしらに又黄色のすぢあり・・・」とあって頭の中央の「黄白色」の線を明確に表現しています=これを、「頭央線」といいます。写真下の「センダイムシクイ」の頭を見てください・・・頭に頭央線がハッキリ見えます。これが、この野鳥の識別点です。でも、樹の上のほうにいたら、なかなか見えませんよね。