「ホシガラス」は、おしゃれな絵柄をつけた高山鳥 |
この「ホシガラス」を撮影するために、日本一の「富士山」に何回通ったことだろう・・・。この野鳥は、高山帯に行かないとお目にかかれないので、どうしても、高い山のほうに行くことになってしまう・・・アルプスや八ヶ岳などでも観察できるけれども、遠かったり、撮影に不向きだったりと、苦労していました。
漢字で書くと「星鴉」と書いて、体の洒落た「白斑」がなかなか素敵な模様になっていました。ある人が、「高い山のより高い星に近いところに棲む野鳥」というイメージがピッタリだ!といっていましたが、なるほど、言われてみるとその方がロマンチックな響きがあってすばらしい。この野鳥、コメツガ、オオシラビソ、ハイマツなど、亜高山帯に生える常緑針葉樹などの場所に棲みついているので、撮影するには、そんな環境のところまで行かないと撮れない・・・。
江戸時代中期から、「シマカケス」「「シマカシトリ」などと呼ばれたようで、その後に、「シマカラス」「ホシガラス」「エゾカラス」「ダケガラス(岳)」などとよばれるようになったといいます。
地方名でも。その縞々の模様にちなんだものや、山の高いところに住むという意味の名前が多い。とくに、各地方に多いのは「ヤマガラス」という呼び名です。そのほかには、「ミヤマガラス」(岩手県)、「ダケガラス」(長野県・岐阜県・愛知県)、「ゴマガラス」(山梨県)。「ブチガラス」(青森県)などがあります、いずれも、生息環境や、オシャレな体の模様から名前がついているようです。面白いですね・・・。