「キジ」は、日本の国鳥 |
新年になって、第一回の掲載種を何にしようか迷ってしまった・・・日本の国には、「国花」と言うのがあって、みなさんがご存知の「桜(さくら)」が日本国の象徴の花、もう一つは、「国蝶」があって、これは「オオムラサキ」、でも、今回は、「国鳥」に指定されている「キジ(雉)」に決めた・・・。
日本が第二次世界大戦で敗戦を迎え、戦後に千代区の第一生命ビルが収用されて「連合国総司令部(略称:GHQ)」が皇居のお堀の近くに居を構えていた。
そのころ、GHQの天然資源局野生生物課のオースチン博士という人が日本政府に対して、鳥類保護の観点から日本政府に申し入れがあり、「国鳥」の指定に動き出したのでした・・・。
この申し入れを受けて、日本鳥学会が昭和22年3月に種々検討を重ねて姿態優美、羽色鮮やかと言う観点から国花の「さくら」に並ぶ「キジ」を国鳥に選んだのです。
2000-2-16 国鳥に選ばれた「キジ」 埼玉県:北本自然観察公園
繁殖期になった雄はこのように「裸出部の赤色」が派手になるのです。面白いですね。
1999-4-5 繁殖期の「キジ」雄 埼玉県:北本自然観察公園
国花は菊ではないでしょうか?桜は国木じゃないかな?間違ってたらごめんなさい
「桜」説を採用している理由は、日本全国に普遍的に分布し、日本人に愛されており、外国にも日本の=花木=として広く知れ渡っているからです。個人個人の考え方を尊重したいと思います。
尚、「キジ」も同様で、=法律で決めた=ということではないのです。