ミサゴ酢って知っていますか?ーーーミサゴーーー |
今日も、ワシ・タカの仲間の紹介です。中国地方の日本海に面した「北長門海岸国定公園」と言うところがあります。ここに家内と旅行したのは、1999年6月3日のことでした。青海島(おうみじま)と言う荒波にもまれた岩がゴツゴツと海に林立している景色のすばらしいところでした。遊覧船でその島めぐりをしたのですが、その時に初めて「ミサゴ」を観察したのです。ミサゴの巣が岩の上にあって、直ぐ近くで「ミサゴ」を観察できたのです・・・。その後、愛知県:伊良湖岬や新潟県、石川県、千葉県、岩手県など、どちらかというと海岸に近いところで何度も観察してきました。
この「ミサゴ」という鷹は、水中の魚を捕食することで良く知られていますが、上記のように海に近いところが棲息域なので、「水」のあるところに行ったら、空を見上げてください、頭と羽の内側が白っぽいタカが飛んでいます・・・。
ミサゴは漢字で書くと、「鶚」または、「水探」などと書きますが「水探(みさご)」という当て字は正にこの鳥の習性、水中のさかなを狙う様子が判って面白い・・・。地方によっては、「ミサゴ」のことを「ウオタカ(魚鷹)」とも言います。
面白い名前では、「酢鳥(すどり)」とも言いますが、これは、「ミサゴ」が捕まえた魚を自分の「巣」に蓄え、それが、雨水や露で自然発酵し、アルコールを含んだ液体になり、そこに、アルコールを好む酢酸菌が集まってアルコールを食べて酸っぱくなり酢酸=つまり、「酢(す)」になるのです。このために別名:酢鳥(すどり)と呼ぶのです・・・面白いでしょう?わき道に逸れますが、「酢」は中国から4-5世紀ごろ日本に伝わったといいます。今、健康ブームで「酢」がもてはやされていますが、私も「黒酢」を愛用しています・・・。