外来種・初撮影・・・「マツヘリカメムシ」 |
北アメリカ西部の松の害虫である、外来昆虫のカメムシ・・・「マツヘリカメムシ」を埼玉県:狭山市・智光山公園に隣接する、=有料老人ホーム=のフェンスに生えていた=ススキ=にいた個体を撮影した、このような模様の個体は見たことがなかった。
ここのゲートボール場には、=アカマツ=が多い。
「日本原色カメムシ図鑑 I巻・II巻」で調べたが、名前が判らなかった。
=ヘリカメムシ=のようだが、種名が判らなかった、調べた結果、北米原産の松の害虫だということが判った。北アメリカの種名は、Western conifer seed bug・・・といい、松類の新芽や球果、種子を食べるという。学名は、想像した通り、ヘリカメムシの仲間で、Leptoglossus occidentalis だった。
最初、標準和名がなかったようですが、その後になって「マツヘリカメムシ」となったという。
どういう経緯で日本に移入されたのかは不明ですが、日本で最初に確認されたのは2008年3月26日及び27日で、東京都:小金井市関野町だったという。
その後、埼玉県:狭山丘陵付近・東京都:八王子付近・東京都:石神井公園・東京都:東御苑付近・2009年以降は、神奈川県・茨城県・群馬県・九州・新潟県・福島県・・・となっているという。
特に=アカマツ=が好きらしいが詳細は判らない。
=松類の害虫=だから、今後、十分に注意したい昆虫です。
写真で見る通り、模様もユニークですが、後脚が太くなっています。
機能的で美しいカメムシを堪能しま
した。
とは言え、松の害虫で、外来種とは
困りものなんですね!