=インド神話・ハーリーティー= |
昔々、インドの神話に出てくる話です・・・。
この記事と、昔、掲載した・・・釈迦が諭した鬼子母神の話・・・「ザクロ」・・・と言う記事を一緒にご覧になってください。
「ザクロ」
昔、中近東のインドにハーリーティーという女神がいました・・・この女神・・・子供が500人もいたそうですが、なんと=鬼女=だったと言うのです。
小さな幼い子供を毎日のように捕まえては、その人肉を食べていたそうです。
困った世の親たちは、ある日、お釈迦様に願い出て、ハーリーティーが子供たちを捕まえて人肉を食べてしまうことを、切々と訴えました・・・。
まったくもって、=鬼女=とは困った存在なのでした・・・。
そこで、お釈迦様は、そのハーリーティー(鬼女)の500人の子供のうち・・・最後の500人目の子供を隠してしまったそうな・・・。
ハーリーティーは、気違いのようになって500人目の子供を探し回りました・・・しかし、どこからも現れませんでした、そこで、ハーリーティーは、お釈迦様のところに行って、500人目の子供を捜して欲しいとお願いしたそうです。
すると、お釈迦様は・・・ハーリーティーに向かって、世の中の親たちは、少ない子供をお前に捕らえられて食べられてしまうと言う惨い仕打ちを受けているのだぞ・・・お前は500人もいる子供なのだから1人ぐらいいなくなってもさほど困るわけではないだろう・・・こういうようにお釈迦様は、ハーリーティーに言いました。
ハーリーティーは首を横に振って・・・子供が500人いようと、親の愛情はどの子供も同じです・・・。
これを、お釈迦様は聞いて・・・世の親の事を切々とハーリーティーに諭して今後、同じような過ちをしてはならない、そのために、今後は人肉に似ている「ザクロ」を食して子供を捕まえて食べてはいけない・・・。
これを聞いて、ハーリーティーは、以後人肉の代りに「ザクロ」を食するようになったという。
下の写真は自宅近くの「ザクロ」です。
2014-6-21 =鬼女=を思い出す 「ザクロ」埼玉県:川越市
2016-5-29 「ザクロ」 花 埼玉県:狭山市