常緑樹・・・「イチイ」 |
針葉樹・常緑樹の仲間に、「イチイ(櫟)」という樹木があります。
本州の北の方では、その「イチイ」のことを「アララギ」と言ったりします。
アララギ・・・と言えば、明治時代の末期、明治41年(1908年)に創刊された歌人の集まりの事を思い浮かべます、創刊された時には、「阿羅々木」と言ったようですが、翌年、伊藤左千夫が中心となって歌人の集まりの短歌雑誌「アララギ」となり、その中心的になったのが斎藤茂吉・島木赤彦・土屋文明・・・などであった。
このように、アララギ派歌人の集まりは、大正時代以降の歌壇の流れとなったのですが、この「アララギ」が東北地方の「イチイ」の別名と同じだったとは知らなかった。
秋になると、「イチイ」は赤い綺麗な実をつけますが、昔、元気だった頃に山岳地でみた光景は忘れられない。
葉は、濃い緑色で、葉の先端は尖ります、しかし、触ってみてもあまり痛くない。