侵略的外来種・・・=イネ科=・・・「シナダレスズメガヤ」 |
日本に外国からやってくる=外来種(帰化種)=は、数多くありますが、「シナダレスズメガヤ」については、河川の治水・洪水防止のために、1959年のころアメリカから当時の四国農業試験場に移植されたのが最初だったと言います。
気温が24~26℃以上だと種子の繁殖力が強くて、平均:16,000粒ぐらい作るのでその生命力は、かなり強いと言われています。
現在では、日本全国に普遍的に広がって、=外来生物法=のなかで、=要注意外来生物=に指定されていますが、荒地・牧草地・河川敷・河川堤・・・などの土地改良や緑化砂防用植物として広まっています。
自宅近くの小畔川の河川堤などにもかなり、繁殖しています、まさに、侵略的外来種といえるでしょう。細い茎葉が人間の髪の毛のように垂れて繁茂して広がることから=シナダレ=と命名されたのでしょう、南アフリカ原産といわれますが、繁殖力が強いので、高速道路の砂防用植物として、使われて各地に広まったものでしょう。
英名:Weeping lovegrass といわれる「シナダレスズメガヤ」は、滋賀県の比叡山有料道路が有名らしく、観光バスで添乗員から=すすり泣く恋の草=として紹介されていると言います。下の画像は、昨年撮影した自宅近くの河川敷で見られた「シナダレスズメガヤ」と思う草群です。
2012-6-14 「シナダレスズメガヤ」 と思われる群落