=富山の薬売り=を想いだす・・・「フウセンカズラ」 |
昔は、越中富山の薬売りが定期的に回ってきて、使用した薬の代金を母親が支払っていました。その時に、=紙ふうせん=をもらうのが楽しみだった・・・。
夏から秋にかけて、自宅周辺の草地の近くでこの=紙ふうせん=の形をした植物の「フウセンカズラ」の果実を見つけると、幼かった子供の頃を想いだします・・・。
北米原産といわれる=つる性植物=・・・「フウセンカズラ」の花は小さく、果実は風船状の形をしているために、栽培している方は、花よりも果実を愛でる人が多いような気がします。自宅周辺でも、ヘチマと並んで、壁面の緑化植物としても見かけることが多いようです。植物学的には、=ムクロジ科・フウセンカズラ属=の植物でつる性のために、柔らかそうな三出複葉を持った優しそうな姿をしています。
下の写真は、昨年の秋に自宅から少し離れた草地で見つけた「フウセンカズラ」です。1枚目の=紙ふうせん=は、自宅の近くの雑貨店の店先で見つけたもので、つい、昔のことを想いだして購入してしまいました。
昔の越中富山の薬売りの行商は、その原点が室町時代だといいます、富山の薬売りがやってきた頃は、確か地元のオリジナルブランドが多かったような気がします。