=ツユクサ=に似ている・・・「ムラサキツユクサ」 |
奈良・平安時代から知られて居た在来種の=ツユクサ=に大変良く似ていますが、今日の掲載種は、北アメリカからやってきた帰化種の「ムラサキツユクサ」です。
在来種の=ツユクサ=が、ツユクサ属なのに対して、「ムラサキツユクサ」は、ムラサキツユクサ属に分類されています、自宅周辺でも、道端で良く見かけますが、最初の頃は蕾(つぼみ)がジュズダマに似ているので、まごついた事もあります。
日本的な美しさのある=ツユクサ=と比べると、繊細さに欠けるような気がします。
「ムラサキツユクサ」は、自宅周辺では6月ごろから10月頃まで見かけるような気がします。しかし、この草も一日花で・・・朝咲くと夕方には萎んでしまいます、はかない人生かもしれない・・・。
属名の=Tradoscantia=と言うのは、17世紀のイギリスのチャールズ1世の庭剪定師であったTradescant という人の名前に由来するものだと言います。
道端で逸出した「ムラサキツユクサ」を見るとなんとなく懐かしい気持ちになってしまいます。おそらく、昔、飼育していたチョウのクロコノマチョウの食草:ジュズダマを探して歩いたころ・・・似ている「ムラサキツユクサ」の花蕾の事が脳裏に焼きついているのかもしれません・・・。