=キク科= 「ツワブキ」 終戦記念日の想い出・・・ |
正座して賜った暑い日の「天皇陛下の玉音放送」を思い出す=終戦記念日=
山梨県・禾生町に疎開していた私は、正午から始まる=重要な放送=を母と兄弟と一緒に村中で一番大きな家だった庄屋の居間に正座して古いラジオを中心に神妙に待ち受けていました・・・。ザーザーという雑音と共にかすかな「天皇陛下の玉音放送」が始まりました・・・国民学校の低学年だった小生にも、その場の雰囲気は伝わっていましたので、それこそ咳一つなく静かに聴き入っていました。その放送が終わると・・・庄屋さんが、一言・・・「戦争は、終わった・・・」と言いました。
誰も顔を上げる人は居ませんでした・・・それほど、ショックが大きかったのでしょう、アメリカの艦載機が近くの大月の町も襲撃していたので、私には、なんとなく感じた・・・戦争終結の放送は、ショックではあったが、来る時が来たな、この後どうするのだろう・・・というぼんやりした考えが頭をよぎりました。
放送が終わって、外に出ると庄屋の広い庭に=キク科=「ツワブキ」がありました。
濃い葉は、つやつやした感じでしたが、妙にこのときの情景にあって居たような気がします。その時以来、「ツワブキ」は、神妙な植物として、私の頭に残りました・・・。
時は、昭和20年8月15日 正午でした・・・後になってから、その前日の8月14日に=ポツダム宣言=を受諾して長かった=第二次世界大戦=は終結したのでした。
新型爆弾の長崎・広島への投下が戦争終結を決意したのでしょう・・・以来、=原子爆弾の恐ろしさ=は身を持って知ることになります。
毎年、=平和への誓い=が込められる行事が各地で行われますが、=二度と戦争が起きない平和な世界=が構築されるように祈っています。
67年前も現在も=キク科=・・・「ツワブキ」は綺麗でした
2012-4-16 「ツワブキ」 埼玉県:狭山市
*「ツワブキ」は、=ピロリジシアン・アルカロイド=という有毒成分を含んでいます、本州の福島県以南に生育しています。
埼玉県:狭山市・智光山公園