=ゴマノハグサ科=・・・「ムシクサ」 |
この「ムシクサ」を初めて観察したのは、自宅近くの公園でした・・・。なんで、=ムシ=と付くのか判然としなかったので、いつものように「北本自然観察公園」の責任者:高野 徹さんに伺ったら・・・この「ムシクサ」の子房に瘤(こぶ)のようなものが出来て、そのなかに、昆虫の=ゾウムシの仲間=が棲み付き悪さをする草ということで「ムシクサ」となったという・・・。
なるほど・・・と納得した・・・。この「ムシクサ」の葉も茎も柔らかそうでいかにも弱々しい、小さな白い花が咲いて、葉の付け根から小さな=実=をつけますが、この=実=がイヌノフグリの仲間の実にソックリです。
こうした事から、実を観察してすぐに、=ゴマノハグサ科=の植物ではないかと疑っていました、やはり想像したとおり、=ゴマノハグサ科・クワガタソウ属=の仲間だということになった。実(果実のこと)の形は、=ハート型=でとても可愛らしい、しかし、小さいので見逃してしまうかもしれません。
植物図鑑に掲載されていた=ムシ=は、甲虫の仲間で、ゾウムシ科「ミヨシコバンゾウムシ」の写真が出ていました。
自然界では、熾烈な競争がなされている事に驚きました・・・。