絶滅危惧種・・・=ミクリ科=「ミクリ」が咲いた |
新聞に掲載された=絶滅危惧種=・・・水生植物「ミクリ」
昨日、6月15日にいつも散歩に行く「北本自然観察公園」に出掛けたら・・・植物を観察する人で賑わっていました、観察舎で職員に確認したら・・・梅雨時の今・・・植物の旬である絶滅危惧種・「ミクリ」の花が湿地帯で観察できるという・・・早速、フィールドに赴き観察してきた・・・。
*この時期、他にも珍しい植物・・・アサザ・コウホネ・ウキヤガラの花が観察できた。絶滅危惧種「ミクリ」は、=ミクリ科・Sparganiaceae=に属しており、=ミクリ属=一属だけの科になっています、日本には10種ほどあるそうですが、この=科名=についても、ベルト・バンドを意味するギリシャ語の=sparganion=に由来するものだといいます。葉は小さいのですが=線形で細長く=なり、その形からギリシャ語のベルトを用いたものだといいます。下の「ミクリ」の=花=を見てください・・・植物の=栗(くり)=を思わせるイガイガの丸っこい花・・・これが雌花になっています、名前の由来は勿論、このクリのイガイガ・・・花の丸い集合花の実を見て、クリを連想したのでしょう、まったく良く似ています。
下の丸い雌花に比較して、上にある小さな丸い花が雄花です、なんとなくいじらしい、新聞に掲載するぐらいの花なので、是非、北本市に出掛けて観察してください。
2012-6-15 絶滅危惧種 「ミクリ」