=春の七草=・・・ナデシコ科・「ハコベ」 |
*「北本自然観察公園」 責任者・埼玉県生態系保護協会主任研究員・高野 徹さんに教わりました。
=ハコベの仲間=は数種類が知られており、=花弁と萼片の違い=、=雄しべ、雌しべの数=などの比較確認が必要・・・と、教えてもらいました。
子供の頃、家で飼育していた鶏に「ハコベ」を与えるととてもよく食べていました・・・。その頃の想い出があるので、とても懐かしいです。
「ハコベ」の語源については、諸説があり難しいが、古語では「ハコベ」の事を「ハクベラ」と言ったらしい。漢字でいうと・・・=波久倍良(はくべら)=といって、この古語が転化したというのが多数意見だという。
昔、「はくべら」→「はこべら」には、古語で=はびこる(蔓延る)=と言う意味があると言う・・・これは、「ハコベ」の蔓延る(はびこる)様を表したものだという、そう思ってフィールドで「ハコベ」を眺めてみると、確かに「ハコベ」が叢生している様が伺える・・・。
隣の国、中国では、漢語の「ハコベ」を最初=繁縷(はこべら)=と読んだが、次第に=ら=が省略されて単に=繁縷=を「ハコベ」と呼ぶようになったといいます。
=春の七草=の一種と言うようになったのは、江戸時代ごろからだと言うから、あまり古く無いようですが、草としての「ハコベ」は、かなり古い時代の書籍にも見られるようです。