=カヤツリグサ科=・・・「ワタスゲ」 |
自然界では、既に3月の草木や昆虫たちが動き始めました、今日から、=旅日記=は、しばらくお休みして、=草木・虫=などに目をむけてみましょう・・・。
最初は、高層湿原で夏の頃みられる=カヤツリグサ科・ワタスゲ属=・・・「ワタスゲ」です・・・。夏のころ、チョウの=高山蝶=を高層湿原に観察に行くと、この「ワタスゲ」を観察することが出来ます。成熟すると、下の写真のように果実が=綿毛状=になることから「ワタスゲ」の種名の由来になったようです。
日本では、本州の中部以北から北の大地・北海道までの亜高山帯から高山帯の=高層湿原=に生息します。夏の頃、茎頂に卵状楕円形の小穂(しょうすい)を1個つけて、花被片は花後に伸びて下の写真のように=綿状の白い球状のかたまりとなって、なよなよして、美しい。特に群生した「ワタスゲ」は、綿毛が風に吹かれて右左に揺れ=夏だなァ=と感じる・・・。海外では、ユーラシア大陸東部の、中国・朝鮮半島からヨーロッパ、新大陸の北アメリカに広く分布する。