「ヒメアカタテハ」 生活史(II) |
埼玉県川越市にある自宅周辺の「ヒメアカタテハ」の継続観察を数年前から行っています・・・2007年9月27日に母蝶のメスを捕まえて産卵させた経過などです・・・。
産卵は、鉢植えのヨモギに寒冷紗を掛けて電球で暖めて産卵させ、翌日、母蝶は自然に放ちました・・・。
9月30日にすべての卵が孵化・・・途中、ヨモギが足りなくなったので補充して鉢植えのまま野外の庭で様子を見ていました・・・10月24日には、殆どの幼虫が2令・3令になったので、逃げ出されないように=寒冷紗=で覆いましたがなるべく自然のまま放置しておきました。
亜終令で=越冬=するだろうと予測していましたところ、11月10日前後に1頭が蛹になりましたので、自宅周辺では=亜終令幼虫=もしくは一部は=蛹=で越冬するのかな?と思い始めていたら・・・ここにきての気温の状態が高かったためか・・・2007年11月14日には、1頭を除いてすべて=蛹=になってしまいました・・・。
ここのところの高温つづきの気象条件や寒冷紗での保護が低気温からの擁護になったのか、考えもしなかった=蛹=状態で11月中旬を迎えてしまいました・・・。
これからどうなるのか知りませんが、面白いことになってしまいました・・・。
自宅周辺で、「ヒメアカタテハ」が越冬できるのかどうか調べようとして始めたのですが、意外な展開に驚いています。私の最初の考えでは、=幼虫越冬=だろうと思っていましたが、自然は手ごわいです・・・。
*ヒメアカタテハ生活史の記事は、画像及び記事の内容を改訂しました・・・。
2007年9月26日 卵 川越市