「ミヤマセセリ」 生活史(II) |
☆☆☆飼育観察の結果☆☆☆
「ミヤマセセリ」が遂に「蛹化」してくれた
産卵から通算:304日で蛹になり、=幼虫期は296日だった!
「卵」から育てたセセリチョウ科の「ミヤマセセリ」がやっと、念願の「蛹」になってくれた。実に長い期間の観察になったけれども、心から喜びたい・・・飼育に当たっては、チョウ仲間の暖かいアドバイス、並びにご指導、暖かい応援を戴きここに厚く御礼申し上げます。
「ミヤマセセリ」の飼育を思い立ってからすでに3年の月日が経過してしまった。その間、食樹の確保のために、山地に行き、「ミズナラの実」を拾い集め、植木鉢で実生から育てて準備し、チョウ仲間の応援を受けながら昨年、飼育に着手できた、ここに御礼申し上げます。
簡単に、経過を記します。
産卵:埼玉県狭山丘陵 2005-4-24
「卵」孵化 以下飼育: 2005-5-3
2令幼虫 2005-5-24
3令幼虫 2005-7-1
4令幼虫 2005-8-18
5・6令幼虫と思われる 2006-1-21
6・7令幼虫と思われる 2006-2-1
蛹化 2006-2-24
*飼育下での概要なので4令以降については推測も含みます。
(越冬巣を隙間から観察して巣を開かなかったため)
*一般的には、5令ー8令で蛹化するといいます。
*飼育食樹:ミズナラ
(1)幼虫期は、結果として今年の飼育個体の場合は、296日でした。
(2)産卵時期からは、おおよそですが、少なくとも304日掛かったことになります。
(3)既に産卵してあった「卵」を含みます。
*「卵」から「蛹」まで304日+7日程度誤差があります。