近畿地方以西の山地に生育する「シリブカガシ」 |
「シリブカガシ」・・・変わった種名だな・・・これが第一印象です・・・近畿地方以西に自然分布するために、埼玉県で撮影しようと探すと・・・東京都:八王子市・森林総合研究所「多摩森林科学園」の試験研究林の近くの樹木園にあることを知りました。
早速、出掛けました・・・駐車場が無いために、かなり離れた民間駐車場に車を置いて歩きました。
園内は、昆虫類は勿論のこと、ニホンリス・サンコウチョウ・ヤマドリ・モリアオガエル・イノシシ・外来種のガビチョウ・アライグマ・・・など自然度の高さを表す生き物が生息しているといいます・・・。
「シリブカガシ」・・・種名の由来は、2説あり、①ドングリの尻が凹んでいる、②ハカマ(殻斗)の部分が深め、という説がありますが、chochoensis は、①の説・・・ドングリ(堅果)のお尻の部分(維管束という)が凹んでいるから・・・という由来説を信じたい・・・。
しかし今回は、=ドングリ(堅果という)=は、探すことが出来ませんでした、来年、もう一度訪ねてドングリをしっかり観察したい・・・。
幹は、胸高直径・・・約450ミリ・・・で暗い灰色、葉の表面の=葉脈=が凹んでいるのが特徴なのだと言います。
チョウの食樹としては、=シジミチョウ科=「ムラサキツバメ」の幼虫の食樹として有名です。